今まで、
や、
【特許】アルミテープ特許の理屈っぽい解説 - トクする!栄太郎のブログ
で説明してきたアルミテープ特許ですが、実践してみました。
当然、特許の明細書を読み込んだ上での実践です。
特に上の記事で実施するって紹介した、特許6124020号(出願日が一番早い)ですが、オカルトの匂いがプンプンします。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPB_6124020/E03494DAEE490B4AA98FD2A13707D3E7
だって、ステアリングコラムのカバーの表面にアルミテープを貼ると良いということです。
信じられない!
ネットで情報を漁ると、トヨタは、「まず、ここから試してほしい」って推奨してるし、「試してみたらハンドルがどっしりしてきた」とか「彼女が出来て幸せになりました」とか、怪しい情報がいっぱいです。
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貼る前
ココです⇩。
どんなのを貼るの?
でも説明しましたけど、アルミテープは、
- 色んな意味で形状が尖っている方が良い。
- 粘着剤も電気を通すのが望ましい。
です。
そこで、上の条件を満たすために、2つのものを入手しました。
厳密に言うと、ギザギザに切れるハサミも、山の頂点が少し丸くなっているので不満があるのですが、ギザギザを手作業で作るのはキツイですからOKとします。
で、アルミテープを次のように切りました。
どういう感じで貼ったの?
こんな感じです。
別にwwwwって草を生やしたいわけではないですよ。
上のように切ったアルミテープをV字状に広げると、アルミは金属ですから、シワが入ります。
このシワが貼付け面の前後方向に対する凸部、つまり尖った部分を作ることになるからです。
⇨つまり、コロナ放電を行う場所です。
なお、ステアリングコラムのカバーは脱脂しなくてもちゃんとアルミテープは貼れました。
で、どうなった?
数日、通勤に使ってみました。
ちょっとハンドルが軽くなったような気がします。
でも、プラシーボの域を出ません。
う~ん、ダメかな?
と思いましたが、ここで検証をやめたら浅すぎます。
そこで、・・・。
アルミテープを増やしてみました
で、どうなの?
これは、明らかに違いが解りました。
ハンドルが軽い!
もともとデミオのハンドルはどっしりとして重いのですが、しっとりとした感触を残しながら、特にハンドルの切り始めを軽く感じました。
こんなに差があったら認めざるを得ません。
「ステアリングコラムのカバーの表面にアルミテープを貼る」
というのは何らかの操縦性の変化を車に与えます。
びっくりです。
ただし、検証したのはデミオ(2016年式)だけですので、他の車種はわかりません。
【追記】2019/08/01
先日長距離走行をしました。そしたらなんでか首と肩がこりました。
なんだか修正舵が多いようです(これはハンドルが軽くなったことに起因するようです)。
試しにステアリングコラムの下のアルミテープを剥がしたら肩こりが軽くなりました。
そこから分かることは、デミオの場合、素の状態でバランスが取れているので、ハンドルに関して、余分なことはしないほうが良さそうです。
特許明細書からのアプローチ
以上の現象を踏まえ、該当の特許6124020号をもう一度見直してみました。
ちゃんと書いてありますねぇ。
要点を挙げると、
- 静電気は潤滑油の粘性を上昇させます(つまり硬くなる)
- ハンドル近辺の除電が効果大!
ってことです。
特に2番めを解説する図がありました。
図8はハンドルからステアリング装置に至るまでの模式図。
図11はその各部材の電位を表した図です。
つまり、除電しない場合、グリース94には⊿V3の大きな電圧がかかっています。
でも除電すると赤線のように電位がド~ンと下がって、⊿V4の電圧しかかかりません。
う~ん、納得。
でも、ホント?
電気屋さんである私は電圧がグリスに与える影響なんて知りません。
そこの検証が心残り。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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