最近、読んだ本で、「これは!」と思う本がありました。
「NLPの基本がわかる本」です。
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読み始めた動機
横山信弘さん(株式会社アタックス・セールス・アソシエイツの代表取締役)のメルマガで、アツく紹介されていて興味を持ったからです。
曰く「ボロボロになるまで読んだ」とか。
実は私は、この本以前にNLPについて勉強したいと思い、何冊か本を読んでいます。
でも、「人より優位に立とうとするいかがわしいテクニック」の域を出なかったので、幻滅していました。
それらの本はすぐにブックオフに行きました。
NLPとは
Neuro-Linguistic Programmingの略です。
日本語に訳すと「神経言語プログラミング」となります。
NLPは、もともと、優秀なカウンセラーを研究することから始まったとのことです。
つまり優秀なカウンセラーがどのようにクライアントに働きかけて課題を解決するかという点に着目した研究が元となっています。
この本を読んでみて、解ったのですが、NLPは、自分を人に理解してもらい、人を自分が理解するための道具なんだと思います。
「人より優位に立とうとするいかがわしいテクニック」ではないと理解できたのは、著者である山崎啓支さんの人柄と力量だと思います。
感銘を受けたのは?
いきなり、先程書いた「NLPとは」と逆行するかに見えるのですが、
「会話だけで、他人の体験したことを理解するのは無理」
だと知ることができたということです。
つまり、
- 体験を言葉にする際に情報は省略される。
- 言葉の受け取り方には違いがある。
- 各人のフィルターで情報を歪曲する。
の主に3つの原因で、他人の体験を理解するのは無理だと解りました。
例えば、私Aが「映画を見た体験」を友人Bさんに話すことを例を挙げてお話すると、
- 映画を見た体験を私Aが言葉にする時点で、膨大な情報量が省略されます。
- Bさんが言葉を受け取ったとき省略された情報を自分の体験の記憶で補います。
つまり、こういうことになります。
さらに、
3. 私Aが体験した際、自分の経験によるフィルタを通して記憶し、そして話します。同じく言葉を受け取ったBさんは、省略された情報を自分の体験の記憶(フィルタ)で補完します。
つまり、リアルに「人は見たいように見る」だということが腹に落ちました。
以上のことを踏まえると体験を他の人に完全に伝えるのは無理です。
でも、コレで良いのです。
他人と解り合うための出発点を、「解りあえている」と誤解したところから出発するのは不幸です。
その不幸な状態が出発点でないってことが私にとってのこの本の価値です。
まとめ
他にこの本から得たものがあるのですが、残念ながらまだ、私は、単に「知った」というレベルで、腹に落ちていません。
たぶん、これからも「この本で学習し」⇨「実体験で気が付き」⇨「もう一度読んで腹に落ちる」という体験を繰り返して行くものと思われます。
だから、「ボロボロになるまで読む」のだと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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