土曜日に、下のリンクでトヨタのオカルト特許(アルミテープ特許)を紹介しました。
調べると、色々面白いので、私が人柱になって個別に紹介します。
今回は、面倒になるほど理屈っぽいですが、この内容を理解していただくと自分で応用が利きます。
ってことは、アレンジし放題ってことです。
例えば、こんな感じ!
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まず知っていただきたい注意点
さすがトヨタの特許明細書です。
書くべきことはきっちり書いています。
押さえてほしい技術的な話は、
- コロナ放電で放電します
- あまり電気を通さない部位にアルミテープを貼ります
ってことです。
コロナ放電とは
コロナ放電(コロナほうでん)とは - コトバンクを参照ください。
真面目に説明すると「電位傾度が急峻な場合にコロナ放電が発生します」
とか、
「曲率半径の小さい部位に発生しやすい」(機械屋さん向け説明)
もうちょっとわかりやすくいうと、
「尖っている部位からコロナ放電は発生します」
ってことです。
なので、アルミテープは色んな意味で尖っている必要があります。
電気を通さない部位?
電気を通さない部位とは、「樹脂部品、金属の上に塗装されている部位」
のことです。
そもそも金属がむき出しになっている部位にアルミテープを貼っても結果は変わりません。
さらに、粘着剤は電気を通すことが望ましい
絶対ではありませんが、アルミテープの粘着剤は電気を通すものが望ましいです。
電気を通さない部位に溜まった静電気を放電したいのでアルミテープを貼ります。
当然、放電するためには溜まった静電気の電荷を効率よく取り出せるほうが良いです。
だから粘着剤は電気を通すことが望ましいのです。
「望ましい」の意味は?
「望ましい」って含みがありますよねぇ。
何故かと言うと静電気は「雰囲気」のようなものなのです。
つまり、電気を通さない部位に溜まった静電気は周りも含めて帯電します。
当然その範囲にアルミテープがあると、雰囲気に飲まれてアルミテープも同電位に帯電します。
そのアルミテープに尖った部分があれば、コロナ放電をしてしまう。
ってことです。
なので、アルミテープの粘着剤は導電性があるのが望ましいが、導電性がなくても、放電するだろうってことです。
この場合の程度についてはなんとも言えません。
で、上記のことを踏まえて、私は次の2点をアマゾンでポチりました。
3Mのアルミテープは粘着剤にも導電性があります。
また、上記のハサミは切り口がギザギザになるように刃先の形状が工夫されています。
つまり、アルミテープは、電気を通さない部位からせっせと放電します。
また、その形状はギザギザに切れるハサミによって効率が良いってことになります。
私が調べた範囲で、アマゾンの評価を読んでいると「導電性アルミテープ」という名前で売られているアルミテープで、粘着剤まで導電性があるのはこのテープだけのようです。
だって、アルミテープである以上、粘着剤が絶縁性であろうとも「導電性」って書いてもウソじゃないですからね。
まず、次の特許から試してみようと思います。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPB_6124020/E03494DAEE490B4AA98FD2A13707D3E7
特許6124020号です。
一連の特許の中で、一番出願日が古いものです(もう1個ありますが)。
え~!ステアリングコラムのカバー?
(下の図の74Lがアルミテープ)
それこそ、オカルトじゃん!
でも、トヨタ一推しの部位です。
複数箇所を試して見たいのをぐっとこらえて、コレに絞って試したいと思います。
なぜなら、複数箇所だと、原因と結果が特定できないからです。
なお、この技術はトヨタ自動車株式会社が特許権を持っており、他者は、生業(ナリワイ)としてトヨタ自動車株式会社の許可なしに実施できません。しかし、個人として楽しむ分には特許法上、問題はありません。
現にトヨタ自動車も、試してみることを推奨しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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