以前、
で、鼓膜切開のご報告をしました。
最近、寒くなってまた悪化してきたので、再度受けてきました。
そのご報告です。
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いきさつ(おさらい)
2015年にクモ膜下出血で入院してから、ずっ~と「滲出性中耳炎」を患っています。
なかなか治らないですね。
今回も悪化して我慢の限界に達したので、鼓膜切開をしてもらいました。
前回の経験があるので、勝手が分かっています.。
また、ほとんど痛くないですし、処置直後から快適なのも分かっています。
イオン麻酔
まず、手首に金属プレートをつけます。これが「マイナス極」。
次に横向けに寝て、麻酔をかける方の耳を上にします。
麻酔薬を耳に入れます。チベたい!
自分には見えませんが麻酔薬に電極「プラス極」を浸しているようです。
これ↓がその機械です。
張ってあるシールを見てビックリ!
0.5A 12分 ?!
ダメダメ、0.5Aも電流を流したら心臓が止まります。
おちゃめな間違いでした。
正しくは0.5mAです。千倍ちがった。
これで、12分我慢します。
耳の穴の中の麻酔薬に電気分解が起きているのか何かわかりませんが、気泡が発生しているらしい。「ピチピチ」という音が聞こえてきます。
また、少し動いた拍子に電極が外れたらしくて、ちゃんとピーピーなって警告してくれました。賢い!
12分後に電極を外して、耳をガーゼで押さえながら診察台に移動します。
歩いていると耳から麻酔薬が垂れてきます。
いよいよ鼓膜切開
さすがに2回目は落ち着いたものです。
「はい、動かないででねー」と言われて身を固くしていると、
「ゴソゴソ」と音がして、
「はい、穴は開きましたよー。次は水を吸い出しますよ」
と言われて、再度身を固くしていると、
「ゾゾゾゾゴゴー」と音がして終了。
もう、その直後から音の聞こえ方が自然です。
なんか水から上がったような気分さえします。
帰り道
車で帰りましたが、左耳が快適になったので、逆に少しだけ水が溜まっている右耳の聞こえ方が不自然に感じられます。
でも、快適!
鼓膜切開の意義
滲出性中耳炎は、中耳(鼓膜の内側)と外界の導通が悪い。
→陰圧(大気圧より低い圧力)になる
→浸出液が出る。
→内耳と外界の導通が悪くなる
というマイナスのループを経て悪化します。
ここに思い切って鼓膜に穴を開けることによって中耳(鼓膜の内側)の圧力=大気圧とすることに意義があります。
つまり、外界と同じ圧力の場合は浸出液が出ないのです。
なので、鼓膜を切開することには意義があります。
また、チュービングはさらに、ずっと鼓膜の内側を開放することによって効果をだします。
まとめ
大人ならば、鼓膜切開を勧められたのならすぐしたほうが良いです。
子供の場合は、子供が理解するのが難しいので、説得をがんばってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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