「どろろ」って知っていますか?
Amazonのプライム・ビデオの解説を引用すると、
『週刊少年サンデー』で連載された手塚治虫の人気作のアニメ化作品。
1470年代、室町時代中期。醍醐景光は天下を獲るという己の野望のために、まもなく生まれる自分の子供を48の魔神に捧げ、天下を獲ることを約束させる。
その子・百鬼丸は48匹の魔物を退治しながら体の各部を取り戻してゆく。
百鬼丸は途中どろろという、コソ泥小僧と知り合い、一緒に旅をする。
本作のタイトル『どろろ』は、百鬼丸の活躍が多いことから、途中14話から「どろろと百鬼丸」と改題された。
ということです。
1969年(なんと!50年前)にアニメ化されました。
その頃、5歳の私は、なんとも残酷な話に怖いと思いながらも惹きつけられました。
このお話を、改めて、アマゾンプライムビデオで実写版(2007年)とアニメ(2019年)版の第1話を見ました。(当然プライム会員は無料です。)
漫画/アニメが原作の実写版なのにもかかわらず、意外と、私は没入して鑑賞してしまいました。
実写版も普通に良作でした。
スポンサードリンク
素直な感想
手塚治虫さんの才能がほとばしっている作品ですね。
特に初期設定とプロット、そして登場人物の方向性。
素晴らしかった!
実は、子供の頃に見た手塚作品は、あまり好きになれなかったのです。
理由は、
- 外国(主にアメリカ)のアニメのように関節が無いかのような描写。
- 大量にキャラを描くときにコピペを多用しているように見える点。
です。
子供心にこのあたりに気持ち悪さを感じていました。
例えば「鉄腕アトム」、「悟空の大冒険」、「リボンの騎士」などです。
でも、今は違います。
大人の事情を把握した上でまっとうな評価を下すことができます。
どろろの初期設定
どろろ - Wikipediaから引用します。
室町時代の中ごろ、武士の醍醐景光は、ある寺のお堂で魔物に通じる48体の魔神像に天下取りを願い出て、その代償として魔神の要求する通り、間もなく生まれる自分の子を生贄として彼らに捧げることを誓う。その後誕生した赤ん坊は身体の48箇所を欠損した状態で生まれ、母親と引き離されて化け物としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
以上がそろろの初期設定です。
どろろのプロット
これもまたどろろ - Wikipediaから引用します。
14年後、成長した赤ん坊は百鬼丸と名乗り、不思議な声に導かれるままに自分の身体を取り戻す旅に出る。旅の途中、百鬼丸は数人の大人から袋叩きにされていたどろろと出会う。百鬼丸はどろろを助けるがどろろは礼を言うどころか彼の左腕に仕込まれた刀に目を付け、しつこく百鬼丸を付け回すようになった。初めは邪険にしていた百鬼丸だが、自身の身体の秘密や生い立ちを話してもびくともせず、むしろ面白がってますます自分に興味を持ってくるどろろを何処か憎めなかった。そして幾多の危機を乗り越えていくうちにいつしか2人の間には相棒とも友人とも呼べる奇妙な絆が生まれる。また旅に出る前、あの声が教えてくれた通り、魔物を倒す度に、奪われた48箇所の身体は1つずつ復活していく。
冷静に考えて、この初期設定とプロットに才能を感じませんか?
この路線を守る限り、どのような作品でも心を打つものができます。
(褒めすぎですかねぇ???)
2019年のアニメと2007年の実写版の両作品を見てそう確信しました
2007年の実写版が公開された頃は、一瞬懐かしいと思いましたが、「漫画原作の実写版なんてカスに違いない」って思っていたので、見ていませんでした。
でも、今なら言えます。実写版「どろろ」は良作です。
アマゾンプライム会員ならぜひご覧ください。
最初は「どろろ」役の柴咲コウに違和感を感じていましたが、ロレはこれでアリだと宗旨変えをしてしまいました。
ぜひご覧ください。楽しめます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
また、よかったら下のアイコンをポチッとしてもらえると嬉しいです。
今、結構上位になっているので応援お願いします。
⇦のアイコンをポチッと!