今年9月に見慣れないキーワードで検索されていたことから、(あれっ?見慣れない検索ワードで検索された参照)
「大いなる遺産2 ~少林寺拳法~」
というDVDが発売されることに気がついたので、予約して、発売日(10月24日)に入手しました。
手に入れたもののまとまった時間が取れず(本編180分、特典映像60分)本日やっと見ることができました。
DVD2枚組です。
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オモシロかった
内容は日本空手協会の師範である中達也先生が、四国にある少林寺拳法の総本山を訪れて技術交流する動画です。
中達也先生の探究心には圧倒されました。
特に関節技は痛いのに、自分で体感するために何度も技をかけてもらっていました。
師範なのに、そんな肩書を全く気にしていませんでした。
好感度ダダ上がりです。
逆に中達也先生が空手の修行の中で知り得たり体得した技術を披露すると少林寺拳法の先生たちも喰い付く喰い付く。
これを見て私は安心しました。
「少林寺拳法は活きている!」
私も、中達也先生の相手にガードさせない攻撃⇒攻撃の起こりを察知できないのでガードできない。
を何度も繰り返しみました。
でも、残念ながらやはり、体感しないと理解できないようです。
少林寺拳法の話題でも、ローキックを足で受け止めて、そのまま固めるって技は聞いたことはありましたが動画で初めてみました。
(下の動画の8分47秒くらいから)
ビックリした
中達也先生の吸収力にはびっくりしました。
各種投げ技を何回か見て、すぐにきれいに投げていました。
(上の動画の10分13秒くらいから)
思わず見学者から拍手が出ていました。
いくら下地があるからと言ってこんなにすばやく吸収できるのは信じられない思いです。
少林寺拳法に関する気付き
面白いだけでなく、少林寺拳法に対する気付きもありました。
巻小手(まきごて)という技が苦手でした
私は、巻小手という技が苦手でした。
巻小手とは、例えば、自分の右腕を攻者が両手で掴んで関節を極めに来たときに使う逆技です。
攻者(相手)が特定のパターンの攻撃をしてくれないとうまく投げることができませんでした。
でも、今日、DVDを見て自分が「崩し、落とし、外し」という理屈を曖昧に解釈していたことに気が付きました。
多分これで、次に機会があればうまく投げることが出来るように思います。
ヒジ関節から肩関節を操作する感覚は正しかったことを再確認
巻小手とは別の技で、ヒジ関節や手首関節を操作することによって肩関節を操作することがあるのですが、DVDを見て、その感覚は正しかったんだなぁと再確認しました。
ヨカッタ!
空手に関する気付き
空手の練習風景を見ていて、不思議に思っていたことがあります。
「突き」のときに少林寺拳法は体を捻って体重が乗った突きをするのですが、空手はあまり体を捻りません。
空手の経験者にその質問をすると、「手を取られないようにするため」とのことでした。
そう聞いても納得ができなかったです。
でもやはりDVDを見て納得しました。
手を取られないようにするため引き手を早くするという意味はもちろんありますが、それ以上に左右の突きの切替が速いというメリットがありました。
更に中達也先生は「体の左右を別々に使う感覚」という言葉で表現していましたが、胴体の上半分と下半分✕右半分と左半分という、4つのパートを使って、右手で突きをしている間に左半身は左の突きの準備動作をするという常人には理解不可能な体の使い方をしているそうです。
う~ん、深い!
ともに発展を!
中達也先生の人徳もあり、終始和気あいあいとした雰囲気の撮影でした。
特典映像の交流座談会でも言われていましたが、どちらかと言うと個々の武道は閉鎖的になりがちです。
でも、こういう形で、お互いの武道を披露しあい、高めあって行けば武道全体が発展するのではないでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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