今日は、こんなメールが特許庁から届きました。
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特許戦略ポータルサイト自己分析用データをご利用頂いている皆様
平素より大変お世話になっております。
特許戦略ポータルサイト 自己分析用データのデータを更新
致しましたのでお知らせいたします。今回の自己分析用データは、
2018年5月に取得した情報が掲載されています。
本データのダウンロードの方法につきましては、以下の
<ダウンロードの方法について>をご参照ください。
今後ともご利用よろしくお願い申し上げます。
<ダウンロードの方法について>
(1)以下のURLにアクセスしてください。
http://www.jpo.go.jp/sesaku/tokkyosenryaku_01.htm
(2)「自己分析用データ」をクリックしてください。
(3)「データをダウンロードする」をクリックしてください。
(4)出願人識別番号とパスワードをご入力ください。
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なにがそんなに良いの?
どこが良いかは、その会社が現在置かれている位置によって異なります。
しいて挙げるのなら、 自社の実力が日本の平均と比べるとどうか?
がひと目で分かるようになります。
ダウンロードすると、エクセルのファイルです。
表紙はこんな⇓感じです。
例えば、上の画面で簡易分析レポートをポチッとすると、次のような画面になります。
上記の赤で抜いてある部分は弊社のデータなので明かせませんが、日本特許庁の全出願人の平均値と比較することが出来ます。
逆に、全く世間の相場を知らない人から見れば、平均値っていうのはナカナカ興味深い数値だと思います。
さらに、1回目の審査の内訳として、どんな条文で拒絶されているのか統計的なことが分かります。
差し支えない情報として、全出願人の平均値を書きますと、
2014年 | 2015年 | |
29条第1項(新規性) | 29% | 31% |
29条第2項(進歩性) | 73% | 74% |
29条の2(拡大先願) | 3% | 3% |
36条(記載要件) | 40% | 44% |
37条(単一性) | 2% | 2% |
39条(先願同一) | 1% | 2% |
という具合です。
その他、
・技術分野別の特許査定率の経年変化
・自社の公開特許公報を引用した拒絶理由通知数の多い出願人
とか…。
これって、すごく参考になります。
自分達の、どの出願が、どこのライバルの特許査定を邪魔したかってことが如実にわかります。
ここまでの情報が引っ張り出せる特許検索システムは私はJP-net以外に知りません。
さらに、JP-netでさえも、ここまで統計的な情報は相当の手間をかけないと作れません。
アリガタや~!
それ以外にも、審査請求をかけている案件が何時頃着手されそうかなどの情報がわかります。
使い方(申込み方法)
ココにアクセス下さい。
http://www.jpo.go.jp/sesaku/tokkyosenryaku_01.htm
この画面⇓になります。
オレンジ色の「自己分析用データ」をポチッとします。
次の画面になります。
はじめての方の欄の利用申請をポチッとします。
あとは申し込むのみ!無料ですよ!
ただし、出願人識別番号は必要です。
なければ出願人識別番号の請求から始めないといけません。
特許庁の無料サービス!使わない手はありません!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
面白かったら、読者になって頂いたり、ツイッターでフォローしていただけると嬉しいです。
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