8月16日にJ-PlatPatの講習会に行ってきました。
令和元年度 J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)講習会
J-PlatPatとはウィキペディアによると
特許情報プラットフォーム(英: Japan Platform for Patent Information)は、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する特許、実用新案、意匠及び商標等の産業財産権関連の工業所有権公報等を無料で検索・照会可能なデータベースである。略称は、J-PlatPat(ジェイプラットパット)。
です。
URLは、
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
です。
このブログでもちょくちょく公報を引用しています。
自分は、特許/実用新案についてはよく活用していますが、商標については数えるほど、意匠に至っては興味本位でしか使っていませんでした。
スポンサーリンク
講習会がターゲットとする層は?
知財を扱う人だけど、まだ、J-PlatPatを使っていない人を対象にしていたようです。
なので、全く知財に馴染みのない人には「特許分類」、「意匠分類」などの用語が出てきますので、ちょっと敷居が高いです。
私のように、特許ではよく使うけど、商標と意匠については殆ど使っていないと言う人の場合は、特許の説明はだいたい知っている内容で、商標と意匠に関して、「へぇ~そうやって検索するんだ」っと言う感じで役に立ちました。
J-PlatPatそのものの印象
電子図書館からの進化
J-PlatPatの前身の電子図書館のときから(2000年くらいから)継続して使っていますが、その頃から比較して驚くほどの進歩です。
2003年位に公報だけでなく、拒絶理由通知や補正書/意見書を参照できるようになって随分便利になりました。
さらに、その公報以外のデータも、ほぼリアルタイムで確認できるようになったのが最近のことです。
最近では6月のバージョンアップでユーザーインターフェイスの改善と、それに伴って審判情報も参照できるようになりました。
これはスゴイ。
特許事務所さんが、商用の特許検索システムを導入せずにJ-PlatPatだけでやりくりしているのもうなずけます。
ちゃんとユーザの利便性を考慮して進化しています。素晴らしい!
なんと商用の特許検索システムではオプション扱いになる近傍検索※が最初からできちゃいます。
※近傍検索とは、例えば単語Aと単語Bが5文字以内の間隔で出現する公報を抽出するなんていう検索方法です。これができるとはかどります。
さらに、精度はどの程度か未知数なものの、画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、類似する意匠を探してくるツールまで提供しています。
画像意匠公報検索支援ツール | Graphic Image Park
また、J-PlatPatでの検索方法も特許、実用新案、意匠、商標で統一した仕様になっているのも好感が持てます。
講習会ではこんなものをもらいました
- J-PlatPat操作マニュアル(140ページ程度)
- 今回の講習会のテキスト
- 特許分類の概要とそれらを用いた先行技術文献調査テキスト(120ページ程度)
- INPIT(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)のサービス案内
- 特許庁の行政サービス(特に中小企業に対する支援)
- なぜか商用の特許検索システムのパンフレット各種
手提げ袋に入れて頂きました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
また、よかったら下のアイコンをポチッとしてもらえると嬉しいです。
⇦のアイコンをポチッと!