トクする!栄太郎のブログ

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特許庁の進化について。 だからこそ注意しないといけない落とし穴(予納金に注意!)

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以前、

で、特許庁のシステム⇒発送書類を受信したら、すぐにその発送書類を公開されてしまうよ。

っていう記事をご紹介しました。

 

でも、特許庁の進化はこれだけはありませんでした。

 

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きっかけは? 

たまたま、自分が処理した案件について、審査官に「この拒絶理由通知書について、2つの意味に取れるんですけど、どっちですか?」っていう質問を直接審査官にしました。

結果として「その解釈じゃなくて、第三の意味だった!」

っていうオチなんですが(これはこれで、面白い記事になりそう)、自分としては、単に審査官の意図を知りたかったっていう案件です。

 

審査官に質問をすると、ちゃんと回答してくれます。

と同時に、審査官は「応対記録」としてその記録を公開しなくてはなりません。

この場合、電話で質問した事実と、私がFAXで送った質問状が実名入りで公開されました。

 

「応対記録」が公開されるタイムラグ

J-PlatPatが、高速化しているのは、J-PlatPatが進化していたで、知っていました。

なので、自分が審査官に質問したことはどれぐらいのタイムラグで公開されるんだろう?つまり、「審査官は質問に対してどれぐらいで事務処理を完了するんだろう?}

っていう好奇心で追跡していました。

発送書類を、出願人や代理人が入手するとすぐさま反映されます。

だから、特許庁内での手続きが完了すればすぐ反映されるはずです。

審査官自身は即日で質問に答えてくれました。

質問の電話&FAX⇒AM10:00

回答の電話⇒AM11:50

でした。

 

公開されるまでのタイムラグは、追跡してみると3営業日くらいかかりました。

質問は審査官補にしたのですが、公開されたときの名前はその面倒を見ている審査官の名前で公開されていました。

⇒だから、その分のタイムラグが含まれているかもしれません。

 

質問した案件は

質問した案件については、質問に答えてもらったことで、論点がはっきりしましたので補正の上、意見書を提出しました。

その提出した意見書が、11時頃提出したら(事務の担当に頼んでいました)、午後には公開されていました。

 

面白いことに、補正書と意見書を同時に提出したのですが、公開されたのは意見書だけでした。

たぶん、補正書は方式審査に回されて、方式審査に通ったら公開されるのだと思います。(意見書には正しい書式というものがありませんので・・・)

へ~、速いなぁ!

改めてびっくりです。

 

注意しなくてはならないこと

そんなことを事務の担当と話していると、事務の担当は「そういえば、予納金の扱いもシビアになった!」って教えてくれました。 

 

予納とは?

予納とは、特許出願などの手続に関して納付すべき手数料の見込額を予め特許印紙で予納台帳に納付し、手続毎に必要な手数料を予納台帳から引き落とす方法をいいます。

 

 昔は、予納金の残高を問い合わせても、4~5日タイムラグがありました。

問い合わせても、4~5日前の情報しかわからないということです。

 

だから、うっかりしていると予納金残高がマイナスになることがあったそうです。

実際にマイナスになったとしても、予納金残高がタイムラグによりわからないので、ある意味オオメニ見てくれていた側面があったそうです。

 

でも、最近は、予納金の残高がほぼリアルタイムで変化するようになったそうです。

そのため、審査請求をしても、残高によっては、お金が足らない可能性がある。

⇒つまり、即座に残高不足になる可能性がある。

って言うことが発生し得るそうです。

 

例えば、審査請求期限日に審査請求を行うと残高不足で審査請求が完了しないということが発生し得るということです。

これは恐ろしいです。

審査請求期限までに審査請求をしないと、特許出願を取り下げたとみなされるからです。

 

以降のことは、試してみることはできませんので憶測です。

 

事務担当の意見としては、残高がゼロだとアウト!だと思っているとのことです。

(職責に対してまっとうな考え方です)

私の意見としては、審査請求したという事実自体は証拠として残るので、後から残高を補充してもギリギリセーフになるんじゃないかと思っています。

 

これについては、なんとも言えません。

⇒ミスしないで!としか言えません。

 

特許庁は、特許登録時の特許料納付手続きについては甘いのですが、審査請求についてはとてもシビアです。

 

特許登録時の特許料納付手続きは、本来は特許査定後30日以内と決まっているのですが、これを忘れていても全然問題ありません。

1ヶ月遅れていてもセーフです。

 

それに引き換え、審査請求期限については厳密に運用しています。

出願審査の請求の回復申請状況表 | 経済産業省 特許庁

を見てもらえればわかるのですが、死屍累々です。

メッタなことでミスが許されることはありません。

 

恐ろしくて、審査請求について試してみるってことはできません!

 

なので、くれぐれも予納金の残高にはご注意ください。 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>

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