トクする!栄太郎のブログ

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ヨーグルトメーカーを他の料理に転用するのなら意識しておきたいキーワード

まず結論から言います。

ヨーグルトメーカーは、加熱調理器としてみた場合「非力」です。

これは是非とも意識していただきたいキーワードです。

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例えば、私も買った、

このヨーグルトメーカーですが、消費電力がたったの30Wしかありません。

ですが、下のリンクの電気ケトル

は1250Wと破格の消費電力です。

当然、あっという間に水を沸騰させてしまいます。

約42倍の消費電力の差です。

ヨーグルトメーカーを調理器具として考えた場合、ヨーグルトメーカー以外の用途に関しては、はっきり言って用途外なのです。

 

それは「非力」だから。

 

なので、他の用途に転用する場合、この点には充分注意して、補ってやることを意識しなくてはなりません。

 

 

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では、計算してみましょう

例えば、温度が5℃の1リットルの水を40℃まで加熱するのに要する時間は?

この計算は、冷蔵庫から出した牛乳を発酵状態に持っていくことを意識した計算です。

 

温度差は40℃-5℃=35℃

必要なカロリーは1000ml✕35℃=35,000カロリー

1カロリーは約4.2Jなので、必要なエネルギーは、

35,000カロリー✕4.2=147,000J(ジュール)

あとの計算は簡単です。

ヨーグルトメーカーの場合、消費電力が30Wですから、

147,000J÷30W=4,900秒→約1時間と21分

ティファール電気ケトルは1,250Wですから、

147,000J÷1,250W=117秒→2分弱

です。

圧倒的な差があることをおわかりいただけたと思います。

 

さらに、ヨーグルトメーカーにはハンデがあります。

電気ケトルは温める液体に直接触れていますので、効率はほぼ100%。

つまり、電気によって発生した熱は無駄なく水を温めます。

 

それに対して、ヨーグルトメーカーはその構造から空気を介して対象物を暖めなければならず、効率は落ちてしまいます。

先程の約1時間と21分という理論的な数字ですが、実際にちゃんと計測した方が居て、約3時間かかって40℃に到達したとのことです。

なので、加熱する効率は50%を切っているようです。

 

このコトを肝に銘じてください。

だからこそ、私は、

ヨーグルトメーカーを使ってみました(新しい錬金術だ!)

の中で、電子レンジを使って牛乳を予熱したのです。

つまり、ここでヨーグルトメーカーの非力を補っています。

 

もし、電子レンジなどの補助手段で予熱しなかったらどうなっているでしょうか?

2つの危険性があります。

  1. 食中毒の恐れ
  2. 発酵不足の恐れ

1.食中毒の恐れは、

冷蔵庫をから牛乳パックを出し⇒種菌(ヨーグルト)を投入⇒3時間かけて加熱

している間に、雑菌が混入し、それが、雑菌天国の温度帯で長く置かれることによるリスクです。

なので、牛乳パックを開封する前に予熱してくださいと言っています。

 

2.発酵不足の恐れは、

もうわかりますよね、必要な温度で、必要な時間置いていないからです。

 

と、ヨーグルトメーカーの非力さを欠点として挙げてきましたが、ヨーグルトメーカーにできて、電気ケトルに出来ないことがあります。

それは、長時間同じ温度を維持し続けることです。

まぁ、これが本来的なヨーグルトメーカーの機能なんですけどね。

 

これができるからこそ、ヨーグルトメーカーを他の調理に転用しようと思うのです。

こんな機能を安価に提供できるデバイスは他になかったのです。

炊飯器の保温機能を使うという手はありますが、温度を好きなように設定はできません。

 

まとめ

では、具体的にヨーグルトメーカーの非力を補うとは、どういうことかと言うと、

最初に一定温度にするまでに、他の調理器具でサポートしてやる

ということです。

ヨーグルトで言えば、開封前に電子レンジで温度を上げるのがこれに相当します。

 

皆さんも、この非力という弱点を補って、安全にヨーグルトメーカーをお使いください。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>

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