スポンサードリンク
現在、長女が帰省中です。
近くにいる間に出来るだけのことをしてやりたい親心です。
発端
1ヶ月ほど前、長女から、パソコンを使っているとマカフィーが「ご使用のデバイスの保護は万全な状態ではありません」 と言ってきたとLINEがありました。
アレっ?パソコン買ったときに3年間のライセンス付きって言ってなかったっけ?
と思いましたが、画面を送らせると、確かにライセンスが切れている。
「買ったほうが良い?」
と聞かれましたが、娘の使用頻度とネット接続の頻度から考えて、そう問題もなさそう。
なので、「買わなくても良いよ。今度、帰省したときに解決してやる」と答えました。
以前の記事「不要になったパソコンをバラして再利用 内蔵ハードディスクをUSB外付けに再生」で紹介した、廃棄パソコンのカスペルスキーのライセンスが余っているからです。
機種は富士通のLIFEBOOK SH75/B1という機種でした
スペックを見ると手頃で、娘の使い方ならなんの不満もでないはずです。
まず、立ち上げると、アウトルックのアカウントと思しきアカウントのパスワードを求められます。
なんか気持ち悪いけどWindows10の作法かな?
激重!その直接の原因は?
パスワードの入力で驚きました。
キーボード入力に対する反応までもが重いのです。
ログインしてからの操作も、もっさりしていて、捨てたパソコンの応答より悪いです。
タスクマネージャーを立ち上げて調べてみたところ、ディスクのアクティブな時間の割合が100%のままです。
直接の原因はこれだ!
例えば日本語入力一つ取ってみても、ハードディスクをアクセスしに行きます。
それを待たされるとこうなるのは当然です。
でも、遅くなった直接の原因は分かっても解決法はわかりません。
例によって、検索。何が何でも検索
まず、機種名+遅いで検索すると、kakaku.comでヒントを発見。
IPv6のチェックを外すと良いとか…。
同じ機種で同じ問題があることが把握できただけで良しとしましょう。
良い検索ワードが思い浮かばない。
とりあえず、「ハードディスクが100%」 といういい加減な検索ワードで検索すると、ちゃんとそれらしいのがヒットします。
その中で、PCデポのページがよくまとまっていましたので紹介します。
タスクマネージャーのディスク使用率が100%になる場合の対処法 | パソコンのトラブル | よくあるご質問 | PCデポ
私は、この中で良さげなものを実施しました。
やり方を記載するにあたって、どうしてこの対策を行っても大丈夫かという理由も書きました。
よく読んで、ヤバいと思ったら実施しないで下さい。
私が実施した対策
念のため、1つの項目ごとに再起動を行い、タスクマネージャーでディスクの使用率を確認下さい。
原因を特定できるかもしれませんし、失敗したときのリカバーも簡単です。
「ピアネットワーク」を無効にする
ピアネットワークとは、ネットワークで接続された各パソコンがファイルを共有し、利用し合う仕組みです。
個人のパソコン1台しかない場合は、この仕組は不要です。
「Windowsキー」と「x」を同時に押して出てくるメニューの「コンピューターの管理」から、「サービスとアプリケーション」をクリックして「サービス」をダブルクリック
⇒これで、サービス一覧が表示されます。
Peer Name Resolution Protocol⇒無効
(ダブルクリックして、プロパティから「スタートアップの種類」→無効)
同様に、
Peer Networking Grouping⇒無効
Peer Networking Identity Manager⇒無効
インターネットプロトコルの「バージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外す
インターネットプロトコルバージョン6は、将来起こる「IPアドレスの枯渇」に備えた仕組みです。
上記の「ピアネットワーク」では使っているのかもしれませんが、現時点ではバージョン6を使わなくても支障ないです。
「Windowsキー」と「x」を同時に押して出てくるメニューの「ネットワーク接続」を選択すると、ネットワーク接続の画面になります。
そこで、現在使われている接続(赤いxが付いていないもの)を右クリックし、プロパティを選択します。
そこにある、「この接続は次の項目を使用します」の表の中を確認し、
「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外します。
そしてOKのボタンを押せば書き込まれます。
「SuperFetch」を無効にする
メインメモリ(RAM)によく使われるデータをあらかじめハードディスクから転送しておく一種のキャッシュの機能です。
便利とは思うのですが、これもなくても支障がありません。
さっきの、ピアネットワークのときと同じです。
「Windowsキー」と「x」を同時に押して出てくるメニューの「コンピューターの管理」から、「サービスとアプリケーション」をクリックして「サービス」をダブルクリック
⇒これで、サービス一覧が表示されます。
Superfetch⇒無効
(ダブルクリックして、プロパティから「スタートアップの種類」→無効)
OneDriveを停止する⇒出来なかった⇒アンインストール
OneDriveはパソコン上に作ったデータをこっそりとマイクロソフトのクラウドにアップロードする機能です。
そうすれば、他のデバイスでも使えるので、便利です。
また、不慮の故障でデータが壊れたときも助かります。
しかし、Windows10のユーザーがこの仕組を知った上で使っているのか大いに疑問です。
この機能を意識して使っているユーザはそのままご使用下さい。
しかし、こっそりとアップロードしているので、私の長女のようにテザリングでネットに繋いでいるユーザーは、無断でパケットを使われていることになります。
そう、必要と思っていないユーザーにとっては、非常にタチの悪いお仕着せソフトなのです。
OneDriveを停止できなかったワケ
OSがWindows10homeだったからです。
それならアンインストールしようと思いました。
でもWindows8ではアンインストールも出来ないそうです。
不憫な子!
OneDriveアンインストール手順
「Windowsキー」と「x」を同時に押して出てくるメニューの「コントロールパネル」を選択すると、コントロールパネルの画面になります。
その画面で「プログラム」をクリック
「プログラムのアンインストールまたは変更」の画面になります。
「Microsoft OneDrive」を選択してアンインストールをクリック
これで、無駄にパケットを喰うOneDriveとオサラバです。
ここまでやった結果
ディスクの使用率は、起動直後、時々98%程度に下がったりするようになりました。
そのレベルでも、体感の速度は早くなります。
さらに、起動してから、5分位放置するとディスクの使用率が20%前後まで下がるようになりました。
ここまで下がると普通に使えます。
Windows10は起動してからもごちゃごちゃ作業しているようです。
それが一段落すればOKのようです。
それ以外の解決法
後は、ディスクを使っているプロセスからアプローチするとかしか思いつきません。
svchost.exe(netsvcs)で検索しましたが良いのが見つからず…。
一つ見つけました。その人は、Windows updateを選択的に行うことで解決していました。ただ、この方法は相当な知識が必要なようです。
で、パソコンの中身を見ていると、Windows updateで、やり損ねが多数ありました。
とりあえず全部実行!
娘は、バックグラウンドでWindows updateが実行されているとはつゆ知らず、使い終わったら素直に切っていたのでしょう。
当然ですね。テザリングでパケット代を使ってパソコンを使用しているのですから。
しかし、そのためWindows updateのやり残しが溜まっていたのだと思います。
【追記】
その後、何回か起動を繰り返してみましたが、やはり起動直後5分弱はディスクの使用率は、99%~100%を行ったり来たりします。
どうやらこれが仕様なのかもしれません。
以前のように常時100%にならないのが重要なのかと。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
面白かったら、読者になっていただいたり、ツイッターでフォローしていただけると嬉しいです。