我が家は2013年に初めての外壁の塗替えを行いました。
なんと築後19年を経過してからの塗替えです。
これは超遅いです。
本来は10年目に行うべきです。
- まず、ベースとなる家のスペック
- 話題の外壁塗料「ガイナ」ってなに?
- どうして「ガイナ」に注目したの?
- 相見積もりしたの?
- 相見積もりの結果は
- 結果として「ガイナ」を塗りました
- 会社BとCは?
- じゃあ、「ガイナ」はどうだったの?
- その他の点では?
- 「ガイナ」にも長所はあります
- まとめ
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まず、ベースとなる家のスペック
PCコンクリート造、建坪45坪、陸屋根です。
PCコンクリートとはプレキャストコンクリートの略で、あらかじめ工場でコンクリートパネルを作って、現場で組み合わせる工法です。
RCコンクリートは現場で木枠を組み立てて鉄筋を入れ、ミキサー車がコンクリートを流し込むイメージです。
陸屋根は通常の瓦葺きの斜面を持った屋根ではなく水平面を持った屋根と言う意味です。
話題の外壁塗料「ガイナ」ってなに?
「ガイナ」は「断熱塗料」や「遮熱塗料」として話題になっている塗料です。
ここ一年くらいは、内装の塗料としての使い方にも注目を浴びています。
ロケットの先端部(高熱になります)にガイナが使われている的な広告を目にします。
どうして「ガイナ」に注目したの?
実は、PCコンクリート造ってのは、断熱性が弱いのです。
真夏は2Fの部屋では暑くて仕方ありませんし、冬は寒いのです。
これは、陸屋根の構造も影響しています。
そういうわけで、塗装するだけで「遮熱or断熱」という言葉は私には甘い囁きになります。
相見積もりしたの?
当然3社に相見積もりを取りました。
会社A→ガイナ推し
会社C→職人気質
どの会社も誠実でした。
見積額はいい勝負です。金額的にどれを選んでも問題ないです。
相見積もりの結果は
自分の意向であった「ガイナ」推しの会社Aに決まりました。
他社の見積もりの状況を聞き、慌てて見積もり直したのが効を奏しました。
最も安くなりました。それでも約250万円。
結果として「ガイナ」を塗りました
色目も落ち着いた感じで、文句ありません。
陸屋根ですので、防水工事にお金がかかります。
また、築19年の家ですから、色々とガタが来ていました。
現場が対応できない(職人がいやがる掃除等)は営業マンが頑張って処理していました。
会社BとCは?
会社BとCは別に不満を私にぶつけたりしません。
その辺りは営業として紳士で好感が持てました。
会社Bは自社技術推しです。PCコンクリートに強いと自負するだけあって、
柔軟性(粘着性)のある塗料とジェットスプレー工法という防水工法を推していました。
会社Cは職人気質です。
職人気質には非常に気を惹かれました。
「ガイナ」を評して、ガイナは良いけど、光熱費を節約したいのなら二重サッシなどのことにお金をかけるべきとアドバイスをしてくれていました。
じゃあ、「ガイナ」はどうだったの?
すっぱり言います!ガイナの「断熱性能」や、「遮熱性能」に期待してはいけません。
所詮厚さ2mm~3mmの塗膜なのです。
こんな厚さの膜に断熱性を求めるのが間違っています。
職人気質の会社Cの言うことが正しいです。
また、陸屋根の防水塗装に、別の遮熱塗料を使ったのですが、2年目でチョーキングを起こしてしまいました。
これに対して会社Aは、「通常劣化の範囲内」とのことで、無視されました。
ありゃりゃ~。
その他の点では?
今述べたとおりですが、後々、PCコンクリートに強いと自画自賛していた会社Bが先見性を持っていたことに気が付きました。
PCコンクリートは、いうなれば壁を組み合わせただけで、地震やそのた振動で常に揺れています。
なので、壁の合せ目には常時ヒビが入る可能性を秘めているのです。
なので、ヒビが入っていても防水性を維持する、柔軟性(粘着性)のある塗料は必須なのです。
それに対して「ガイナ」には全く柔軟性はありません。
会社AがPCコンクリートの継ぎ目のコーキングをメンテしてくれたにもかかわらず、雨漏りの音があちこちでします。(これについては後日続編を書きます)
「ガイナ」にも長所はあります
塗膜の寿命が比較的長く、15年程度は持ちそうです。
艶が全く無いので、落ち着いた色目になります。
また、このため、艶が徐々になくなる経年劣化とは無縁です。
まとめ
「ガイナ」には色々長所があるにも関わらず、「断熱性」や「遮熱性」に注目が集まったり、そこを営業のポイントにする営業マンがいるので、誤解を受けています。
なので、「ガイナ」を検討している人は、今一度冷静に判断することをお勧めします。
それよりも、建物の工法により、オススメの塗料が変わってくる点について着目したほうが良いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。<(_ _)>
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