本質的な部分に言及するのが遅れました。でも基礎知識がないと理解しにくいので…。
前に生命保険の種類についてお知らせしました。
上のリンクはバックリ言うと保険期間と満期金の有無で分類しています。
しかし、別の見方(被保険者の生死と保険金の関係)で分類することができます。
1.死亡保険→被保険者が保険期間内に死亡したときに保険金が出る保険。
定期保険と終身保険がこれに当たります。
2.生存保険→被保険者が保険期間内を無事に生存していた場合に保険金が出る保険。
「えっ!そんなの聞いた事がない!」という方がいると思いますが、実際あります。
3.生死混合保険→養老保険がこれに当たります。保険期間中に亡くなると保険金が出ますし。無事に生存した場合は満期金がでます。
ここまでが前フリです。
上記の分類は、言い換えると何にリスクを感じるかの分類になります。
つまり、例えば、
・一家の大黒柱の死亡に不安を感じるならば→死亡保険(定期保険、終身保険)
・自分が生き続けることに不安を感じるなら→生存保険
・どうあっても一定額のお金が欲しいなら→生死混合保険(養老保険)
となります。
噛み砕いて言うと、
例えば核家族で、お父さんに経済的に依存しているのなら、選択肢は、ズバリ死亡保険(定期保険、終身保険)です。
例えば、配偶者や、子供がなくて、自分が生き続けたらどうなるんだろう?心配!と思うなら、生存保険です。
例えば、15年後に子供が大学に進学するだろうから、学費を貯蓄しておきたい。たとえ自分が死んでも!って言う場合は養老保険です。養老保険を学資に特化して変形したものが学資保険と呼ばれるものです。
これが保険をかける意義です。保険は被保険者の生死を掛けたリスクヘッジに過ぎません。保険は、被保険者に代わって愛情は注いでくれません。いままで、私は「死」という言葉を避けていましたが、ここでは保険が単なるリスクヘッジ以外の何者でもないことを強調するためにありていに「生死」を表現しました。
逆に考えると、
小中学生の子供に生命保険を掛けることは無意味です。
また、社会人1年生の独身者に大きな死亡保険は不要です。
理解していただけたでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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